こんにちは。アロマテラピーインストラクター 恵美です。
アロマハンドセラピスト資格を取ろうか悩んでいる人から、「仕事で役立てることは出来ますか?」という質問をいただくことがあります。
これから挑戦してみようか悩んだ時、その資格をどんな風に活用できるのかというのは、とても気になりますよね。
ハンドトリートメントの技術は、日常生活の中では簡単に活用できますが、仕事にすることも出来るのでしょうか。
今回は、そんな疑問にお答えするべく、アロマハンドセラピスト資格の活かし方について、開業や副業、今の仕事での使い方など、さまざまなケースをご紹介していきます。
アロマハンドセラピスト資格で出来ること
資格を仕事で活かすには、そもそもアロマハンドセラピスト資格では何が出来るのかを、知っておくことが大切です。
本題に入る前に、まずはアロマハンドセラピストに出来ることから、確認しておきましょう。
精油を使ったハンドトリートメント
アロマハンドセラピストは、ハンドトリートメントに特化したAEAJの専科資格です。
講座では、手の筋肉や骨に関する知識と、ハンドトリートメントの手技を中心に学んでいきます。
また、アロマハンドセラピスト資格を取る前段階として、アロマテラピー検定1級を取得し、安全なアロマテラピーについての知識を学びます。
そのため、アロマ検定と併せて、安全なアロマハンドトリートメントを行う知識と技術が身に付きますよ。
精油の持つ、さまざまな香りや特徴を活かしながら、ハンドトリートメントを実践していきましょう。
※アロマハンドトリートメント
アロマハンドセラピスト講座で学習する内容については、「1日でアロマハンドセラピストになれる認定校のオンライン講座を紹介」の記事で、詳しくご紹介しています。
全身のトリートメントをするなら
アロマハンドセラピスト資格では、手のトリートメントについて学びます。
もし「全身のアロマトリートメントも出来るようになりたい!」という場合には、上位資格であるアロマセラピストを目指しましょう。
アロマセラピストは、難易度がグッと上がりますが、そのぶん充実した内容を学ぶことが出来ます。
お顔もボディも、全身すみずみまで、アロマトリートメントで癒しを提供できるようになる、プロフェッショナルな資格です。
※フルボディトリートメント
アロマセラピストに興味がある方は、「アロマセラピスト養成講座【オンライン開催】」を参考にしてみてくださいね。
カリキュラムの内容や受講方法など、詳しくご紹介しています。
サロン開業は出来るのか
それではここからは、アロマハンドセラピスト資格の、仕事での活かし方についてお話しします。
まずは、開業に関する内容から見ていきましょう。
アロマハンドセラピストで開業できる?
正直に言うと、アロマハンドトリートメントだけで開業するのは、とても難しいです。
なぜなら、ハンドトリートメントに掛かる時間は両腕で15分程度、価格的にも1,000円~2,000円程度が相場になっています。
そのため、これだけで個人サロンを運営していくのは、少し無理があると言えるでしょう。
逆に言えば、もしも他のビューティサロンと併設してなどなら、開業することも出来るかもしれません。
ヘッドスパサロンや耳つぼ専門店など、何かに特化した専門店もたくさんあるので、やり方次第では可能性は広がるでしょう。
精油の種類によって付加価値を付けるなど、メニューを工夫してみると面白いですね。
まずは色んなアイディアを出してみましょう。
自宅サロンでの開業
最近では、自宅でエステサロンを運営している方も増えています。
アロマハンドセラピストとして開業を目指すなら、初めから店舗を借りるよりも、まずは自宅の一室をサロンにして行ってみるのも良いでしょう。
自宅なら、サロンの賃料が掛からない分、ハードルが下がりますよね。
ただし、家の中にお客様を招くことになるため、家族の同意を得たり、生活スペースとしっかり切り離して、行う必要があります。
それに、自宅サロンならではのトラブルにも、注意が必要になるので、起こりうるトラブルなども、事前に考慮して対策を練ってから、挑戦しましょう。
自宅サロンなら、必要経費を抑えられ、家事とも両立しやすいというメリットもあります。
まずは、副業として初め、波に乗ってきたら店舗を借りて、本格的に仕事にしていくのも良いですね。
メニューの一つに取り入れる
開業とは少し違いますが、ヘアサロンやエステサロンのメニューの中に、アロマハンドトリートメントを取り入れるのもおすすめです。
ハンドトリートメントは、短時間でも満足感を味わえるメニューなので、オプションとしてプラスできれば、それが付加価値になります。
全身のトリートメントよりも、気軽に出来るので、体験メニューとしてもおすすめです。
現在エステの仕事をしている、もしくは開業を目指していると言う方は、ぜひ取り入れてみてください。
副業や今の仕事で活かす方法
続いては、アロマハンドセラピストとしての副業の仕方や、今の仕事での取り入れ方について、お話ししていきます。
美容系サロンなどで副業
美容室やアロマの専門店などに、ハンドトリートメントをさせてもらえないか、直接聞いてみるのも一つです。
自分で開業するのは、なかなか難しいかもしれませんが、すでにあるお店で働くことができれば、グッと挑戦しやすくなりますよね。
アロマの専門店などでは、アロマテラピーの体験メニューとして、取り入れてくれるかもしれません。
アルバイトとして仕事をするのか、それともスペースを間借りする形で行うのか、その辺りはお店との相談次第ですが、まずは聞いてみることから、初めてみましょう。
問合せをする時には、アロマテラピーやアロマハンドセラピストの資格について、きちんと説明できるようにしておきましょう。
また、どれぐらいの価格や時間を想定しているのか、必要な設備やスペースなど、具体的な提案も考えておいた方が良いですね。
イベントに参加する
インターネットで検索してみると、癒しイベントやアロマイベントなど、大きい催しから個人開催の小さな企画まで、様々なイベントが開催されています。
そうしたイベントだと、1日か2日程の場合が多いので、副業として参加しやすいです。
あるいは、思い切って自分自身でイベントを開催してみるのも、面白いですね。
私も以前、自分たちでイベントを主催して、アロマハンドトリートメントを行ったことがあります。
出店者を集めたり、場所の準備をしたり、広告や宣伝を頑張ったりと、準備が大変ではありますが、とてもやりがいがありますよ。
私のスクールでは、アロマハンドセラピスト養成講座を受講の生徒さんに、イベント出店のノウハウをまとめた資料をお配りしています。イベントの探し方、出店方法、集客、価格、メニューなど詳しく紹介しています。詳細はこちら
今の職場でハンドトリートメント
中には、今働いている職場で、アロマハンドセラピストとして活躍している人もいます。
職場の人たちを対象に、休憩時間や勤務時間外に、アロマハンドトリートメントを行っているそうです。
また、福祉施設や医療機関などで、入居者さんや患者さんへ施術をしている人もいらっしゃいますよ。
そうした場合、材料費+技術料として職場からいただいているという方や、材料費は自分持ちでワンコインで行っている、という方などさまざまです。
そんな風に、自分の職場で取り入れる方法はないか、考えてみてはいかがでしょうか。
アロマハンドセラピストを仕事にする際の注意点
開業や副業に挑戦する前に、いくつか注意していただきたいポイントがあります。
最後に、そうした確認すべき項目をチェックしていきましょう。
関連する法律に注意する
現時点では、アロマハンドトリートメントを直接取り締まる法律はありませんが、場合によっては、他の法律に抵触してしまう可能性があるため、注意しましょう。
とくに、トリートメントと似た言葉で、マッサージという言葉をよく使いますが、マッサージを行うには国家資格が必要になり、法律上の規制もあります。
そのため、「アロマハンドマッサージ」として行ってしまうと、関連する法律に抵触してしまう恐れがあるのです。
他にも、アロマ検定やアドバイザー認定講習会で学んだ、法律に関する内容を見直しながら、どんなことに気を付ける必要があるのか、事前にチェックしておきましょう。
また、法律は適時改定されていますので、最新の法律を確認することも大切ですよ。
※アドバイザー認定講習会テキスト「アロマテラピー関連法規」
アドバイザーの取得がまだの方は、こちらの「アロマテラピーアドバイザー認定講習会とは?内容を詳しく解説」の記事を見ていただくと、分かりやすいですよ。
勤務先に確認を取る
会社によっては、副業を禁止している事もありますので、事前に会社に確認を取りましょう。
また、勤務先で取り入れてもらう場合にも、必ず許可をもらってくださいね。
中には、こっそりやっていたのがバレて、社内で問題になってしまった、というケースもあります。
せっかく資格を取ったのに、そんな事になったら悲しいですよね。
そうした不要なトラブルを避けるためにも、きちんと確認して、許可を貰ってから行うことが大切です。
知識と技術を磨く
仕事にする以上、プロとして責任を持って取り組んでいく必要があります。
アロマハンドセラピスト講座で学んだ知識と手技だけで終わらず、より知識を深め、技術を磨いていきましょう。
とくにアロマテラピーに関しては、日々研究が進んでいますので、常に最新の情報をチェックしていくことも大切ですよ。
まずは経験を積みながら、自信を持って、お客様をお迎えできるようになりましょう。
※アロマハンドセラピストの仕事
オンライン講座の開催日時や受講生の感想なども、こちらで紹介していますよ。