こんにちは。アロマテラピーインストラクター 恵美です。
今回は、(公社)日本アロマ環境協会の認定資格「アロマテラピーアドバイザー」を取得するための、アドバイザー認定講習会の内容について詳しく解説します。
これからアロマの勉強を始める方や、今まさにアロマテラピー検定の勉強をしている方なら、いずれはアロマテラピーアドバイザー認定講習会を、受講することとなると思います。
ですから、どんな講習会なのか、イメージが掴みやすいように、分かりやすくお伝えできるよう内容をまとめてみました。
アロマテラピーアドバイザーを目指している方は、ぜひ内容をチェックしてみてください。
アロマテラピーアドバイザー認定講習会とは
まずは、「アロマテラピーアドバイザー認定講習会」とは、どのような講座なのか、簡単にだけ紹介をしておきましょう。
アドバイザー資格を得るための講座
アロマテラピーアドバイザー認定講習会とは、アロマテラピー検定1級に合格した方が、(公社)日本アロマ環境協会が認定する、「アロマテラピーアドバザー資格」を得るための、受講必須講座となります。
ですから基本的には、アロマテラピー検定の合格後に受講する講座であり、受講後に得られる「履修証明書」を持って、協会へ入会し、資格申請することで、アロマテラピーアドバイザー資格が得られるのです。
この講座は、(公社)日本アロマ環境協会によって、内容を厳しく定められた講座であり、協会と協会指定のアロマスクールにて、受講することが出来ます。
どこで受けても、その内容が全く同じで、特に違いが無い点が、他の資格講座とは異なるポイントです。
認定講習会の開催日や費用について
アロマテラピーアドバイザー認定講習会の開催日は、協会やスクールによって異なり、年間を通して各地で開催されています。
特に最近は、オンラインでの講座開催も行っているので、ネットなどで調べれば、いくつもの講座が出てくることでしょう。
この講座は、受講内容、受講時間、受講料など厳密に統一されていますから、どちらで受講されても「3時間、5,236円(税込)、テキスト代含む」となります。
なお、こちらの「アロマテラピーアドバイザー認定講習会【オンライン開催】」には、そんな認定講習会の詳しい開催要項が記載されているので、気になる方はご覧ください。
アドバイザー認定講習会を開催する目的
では、アドバイザー認定講習会で学ぶ内容について、見ていきましょう。
認定講習会が始まると、まず初めに教わるのが、そもそもアロマテラピーアドバイザー認定講習会は何のために開催しているのか、その目的についてです。
アロマテラピー検定との違い
まず、アドバイザーを取得する前段階に、アロマテラピー検定という試験があります。
このアロマテラピー検定で学ぶのは、精油とは何かということから、その安全な使い方など、自分や家族でアロマを楽しむことを目的とした内容です。
それに対して、アロマテラピーアドバイザーというのは、名前の通り、アロマについて第三者にアドバイスする、というのが目的の一つとされています。
つまり、アロマテラピー検定で学んだ内容を、自分だけが理解して終わるのではなく、今度は第三者に伝えられるようになろう!というのが、アドバイザー認定講習会を開催する大きな目的なのです。
アロマ検定試験をまだ受けていない方は、まずはこちらの「アロマテラピー検定1級の独学勉強方法!やり方や範囲や注意点」をご覧になって下さい。
アロマテラピー検定の詳細や学ぶべき、試験範囲なども解りますから、一度目を通しておくといいですよ。
人に伝えるための知識を見に付ける
アロマテラピーアドバイザー認定講習会で学ぶ内容は、大きく分けて3つあります。
まず、「アロマテラピーアドバイザーについて」、次に「アロマテラピーに関わる法律」、そして、資格の認定をしている「公益社団法人 日本アロマ環境協会について」です。
具体的には、アロマテラピー検定で学んだ内容を再確認しながら、第三者に伝えるために必要な知識を、正しく学んでいくことになります。
知識として知っていても、それを人に伝えるのは意外と難しいことです。
言葉でどう伝えるのか、何を伝えておく必要があるのかを学んで、身に着けることが、アドバイザー認定講習会を受講するポイントといえるでしょう。
※アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキスト
認定講習会では、講師となるアロマテラピーインストラクターの指導のもと、アロマについて聞かれたときに、自信を持って答えられるよう、大切なポイントをいくつも学んでいきます。
特にアロマテラピーに関わる法律は、アドバイザーとして抑えるべき重要な項目ですよ。
アロマテラピーアドバイザーについて
ここからは、アロマテラピーアドバイザー認定講習会で学ぶ内容について、各カテゴリーごとに詳しく見ていきましょう。
まずは、CHAPTER1.アロマテラピーアドバイザーについてです。
アロマテラピーアドバイザーとは
アロマテラピーアドバイザー認定講習会で、一番初めに学ぶことは「そもそもアドバイザーとはどんな存在なのか?」という点です。
(公社)日本アロマ環境協会では、アロマテラピーに関する様々な資格がありますが、その中の一つである、アロマテラピーアドバイザーの役割について学んでいきます。
どんなことができるのか、また、心掛けるべきことなど、アドバイザーとしての基本を学ぶ内容です。
ここでは詳細は省きますが、気になる方はこちらの「アロマテラピーアドバイザー資格で「できること」と「できないこと」」を参考にご覧ください。
※アドバイザー認定講習会テキスト「アロマテラピーアドバイザーについて」
自分の持っている資格が適応する範囲について、きちんと把握することで、資格を活かせる幅も明確になりますね。
大切なアロマの基本
ここでは、アロマテラピー検定で学んだ、精油の基礎知識の中で特に重要な部分も再確認していきます。
具体的な内容としては、アロマテラピーとは何か、精油とは何か、その性質などの基本情報や、保存方法など。
実際に精油を使用したり、購入したりする人に、アロマテラピーアドバイザーとしてアドバイスすべき内容を、認定講習会ではより重点的に学びます。
アロマ検定で学んだ精油の扱い方を、もう一度振り返る感じです。
安全に楽しむために知っておきたいこと
次に、安全のために知っておくべきことについて、詳しくお話しします。
例えば、アロマテラピー検定でも学んだ、精油を使う芳香浴やトリートメントで、精油を何滴使うのか?など、とても大切な内容です。
他にも、妊婦さんや小さな子供が利用するケースなど、対象者ごとの注意点、皮膚トラブル、万が一の際の応急処置について
アドバイザー認定講習会では、精油を安全の利用するために、知っておくべきことへの理解を、より深めていきます。
全くアロマテラピーを知らない方に、精油の使い方のアドバイスをするので、何よりも重要なのは、精油の安全な利用法だといえます。
これはアロマテラピーアドバイザーとして、ぜひ心得ていてほしいポイントですから、認定講習会ではミッチリ指導していきますよ。
アロマテラピーに関連する法律を学ぶ
続いて、認定講習会のCHAPTER2.アロマテラピーに関わる法律について学びます。
ここで学ぶことは、アドバイザーはもちろん、アロマを仕事で活かそうと思っている人にとっては、とても重要な内容です。
アロマテラピーと法律の関わり
現時点では、アロマテラピーや精油を、直接取り締まる法律はありません。
ですが、場合によっては、法律に触れてしまう事があることを覚えておきましょう。
自分一人でアロマを楽しむ分には問題ありませんが、アロマテラピーのお店を始めたい、手作りの化粧品を販売したいなど、アロマを仕事にする場合には、特に注意が必要です。
そのため、どんな法律と関わる可能性があるのかを、アドバイザー認定講習会でしっかりと学んでいただきます。
※アドバイザー認定講習会テキスト「アロマテラピー関連法規」
【実例紹介】活動時に気を付けるポイント
関連する法律について学んだあとは、実際にどんな場合に法律に触れるのか、実例を見ていきましょう。
アロマテラピー検定でも、法律について勉強していますが、アドバイザー認定講習会では、もっと実践的な内容が主になっているので、この内容はかなりボリュームがあります。
例えば、個人で精油を使った手作り化粧品をプレゼントしたり、フリーマーケットなどで販売するのは大丈夫なのか、あるいは、ショップでお客様に精油の「効果・効能」を教えても良いのか、などの細かな点についてです。
このあたりは、アロマテラピーのアドバイザーとして、ぜひ知っておきたい内容ですね。
かなり具体的な話しになるので、これからアロマテラピーを活用しようと思うなら、とても参考になりますよ。
逆に、関連する法律について学ぶことで、アロマテラピーのアドバイザーとしての自覚も出てくるでしょう。
公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)について
CHAPTER3では、みなさんが目指している、アロマテラピーアドバイザー資格を認定しているアロマ協会「公益社団法人 日本アロマ環境協会(通称AEAJ)」について学びます。
(公社)日本アロマ環境協会とはどんな協会なのか
みなさんが資格の認定を受けるにあたって、その協会がどんな団体か分からないままでは不安ですよね。
アドバイザー認定講習会では、(公社)日本アロマ環境協会が、どんな組織なのかも詳しく学んでいきます。
どんな風に設立され、どのように運営されているのか、自分の参加するアロマテラピー協会について、きちんと説明できる知識を身に着けるための内容です。
また、(公社)日本アロマ環境協会で行っている、アロマテラピーを正しく普及するための、さまざまな香育活動についても紹介しますよ。
※アドバイザー認定講習会テキスト「公益社団法人 日本アロマ環境協会について」
私のスクールでも、地域で香育の活動に携わったことがありますが、みなさんも将来的には関わるかもしれません。そのつもりで聞いてくださいね。
とくに協会の活動目的や活動内容は、アドバイザーとして、しっかり理解しておくべきポイントです。
さまざまな資格制度やサポート
(公社)日本アロマ環境協会では、2021年1月の時点で、アロマテラピー検定とアドバイザー資格も含めて、全部で8つの資格があります。
こんなに種類が多いと、それぞれの資格の専門性について、なかなか理解できないこともあるでしょう。
ですから、各資格がどんなものなのか、その内容について簡単にお話しします。
また、会員になることで受けられる、様々なサポートなどの特典もありますので、そんなことも一緒に説明していきます。
シミュレーションワーク
アロマテラピーアドバイザー認定講習会では、講習会の合間に、ちょっとした実習も行っています。
アロマテラピーの実習
最新のアドバイザー認定講習会のカリキュラムでは、新たに実習の時間ができました。
実習の有無や、その内容はスクールによって様々ですが、実際の精油に触れる時間が増えるのは、嬉しいことですよね。
特に以前は、アロマの精油に触れることなく、テキストと問題集だけで検定試験に合格する方もいたので、協会内でそれが問題になっていました。
そんな、精油を使えないアドバイザーが誕生しないようにという、計らいもあるのでしょう。
精油のイメージを共有する実習
ちなみに、私のスクールでは、簡単なイメージワークを行っていますよ。
受講生さんに、お好きな精油を用意していただいて、その香りを嗅いだイメージを、みんなで共有していく感じです。
例えば、オレンジを嗅いだら、「すごく元気」「子供がはしゃいでるみたい」「明るいお日様のイメージ」などなど、香りを嗅いで感じたことを、みんなでシェアしていきます。
実際に、精油の香りについてアドバイスをするときには、口頭でイメージを伝えることが求められますからね。
これは、アロマテラピー検定対策講座でも行っているワークです。
勉強の合間の息抜きがてら、ほっとリラックスして団らんする、楽しいひとときです。
アロマテラピーアドバイザー認定講習会の内容のまとめ
アドバイザー認定講習会の内容について、詳しくご紹介してきましたが、なんとなくイメージは掴めたでしょうか。
アロマテラピーアドバイザー認定講習会の日程
私のスクールでも、年に数回は、アロマテラピーアドバイザー認定講習会を開催しています。
現在は、コロナ禍の影響で、ネットでの受講が認められたため、ZOOMを使ってオンラインで開催しています。
ですから、全国どこにお住まいの方でもご受講いただけますし、実際に全国各地の受講生が楽しみながら参加してます。
なお、開催日程など詳細については、こちらの「アロマテラピーアドバイザー認定講習会【オンライン開催】」をご確認くださいね。
認定講習会を受講する上で
最後に、アロマテラピーアドバイザー認定講習会を受講する際には、こちらの「アロマテラピーアドバイザー認定講習会の選び方(オンライン講座)」をご覧ください。
どんなスクールの認定講習会に参加すればいいのか、そのポイントがまとめられています。アロマテラピー検定の受験前でも、予備知識として目を通しておくと良いでしょう。
特に更なるステップアップで、インストラクター資格やセラピスト資格をお考えの方には、特に重要な内容となりますからね。
アロマのある暮らしを楽しむためにも、アロマテラピーの資格取得を目指しましょう。